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ツアー報告

Tour Report

テクニカルダイビング フィリピンスービック 沈船探検 アドバンスドレックダイバーコース

テクニカルダイビングコース

evis初のスービックツアーにいってきました。今回のテックの目的は、沈船などレックと呼ばれる水中の人口造形物の内部にペネトレーション(侵入)し、内部を探検するための資格、TDIアドバンスレックダイバーコースを開催してきました。
今回もevisテックチームの面々で行ってきましたよ。

[天気]晴れ [気温]30℃ [水温]28℃ [視界]0〜10m [海況]おだやか

スービックは、アメリカ軍の港があったところで、第二次世界大戦中にたくさんの船が沈んだレックダイバーにはたまらないエリアです。


今回のコース開催に向けて、テックチームのメンバーは、二日間、evisでトレーニングし、準備してきました。
今回、なか三日間、テクニカルレックダイバーになれるようにトレーニングです。

ダイビング1日目は、【ELキャピターノ】巨大な貨物船です。このコースの導入部分には、最適なスポットです。コンファインドでのスキルを一日で確認しました。スービック湾内に沈むレックポイントは、基本的に視界不良なので、より一層レックな雰囲気もりもりです。先が見えない感じがよりアドベンチャーな雰囲気です。使用するガスは、EAN32。水深がそんなに深くないこのポイントでは、三分の一ルールを適用しても、100分ほど水中に滞在できます。そんなダイビングを2ダイブ行い、スキルを磨きました。

ダイビング二日目は、【LST】ランディングシップタンカーの略で戦車を運ぶ船です。船内には狭い船室がいくつもあり、ラインワークには、どこにラインを設置していくかという想像力が必要です。EAN32と酸素を使用しても、この沈船は水深も深く、時間制限がシビアなので、ランタイムにのせる減圧手順も必要です。沈船内では、様々なエマージェンシーに対する対応のトレーニング、そしてお楽しみのゼロビジビリティー、通称ゼロビジを実際に体験してもらいました。これは体験してみたいと分からない感覚で、テックダイバーなら一度は味わっておく必要があると思います。

ダイビング最終日は、【USSニューヨーク】18世紀に建造され、第二次世界大戦まで活躍したバトルシップです。この巨大な沈船のエンジンルームにまでペネトレーションします。すごく狭い通路を鋭角にターンしながら探検します。テクニカルダイビングには、様々な遊び方がありますが、ここまで難易度の高い沈船は、テックダイバーとして本物かどうかを試されるいいチャンスでもありますね。ぜひテックダイバーには潜ってほしいポイントです。


無事に第一回目のアドバンスレックダイバーコースが終了しました。参加した、たつ屋氏、シャンクス、たすく氏の三名は、またひとつ新たな高みにあがることができました。

また来年の1~2月の間には第二回アドバンスレックダイバーコースを開催したいと思います。チャンスのある人はぜひぜひ参加してみてください。

そしてこれから始まるevisレックツアー! チューク諸島、パラオ、ビキニ・・どこまでいけるかな? 夢はますます広がります!

[担当 撮影]だいすけ


written by かとう だいすけ