東伊豆 熱海 沈船テックトレーニング
テクニカルダイビングコース
今週のテックチームは、熱海で、減圧停止とレックペネトレーショントレーニングをしました。
[熱海レックペネトレーションについての注意点]
※熱海では沈船への進入は禁止されています。
evisなどTDIテクニカルダイビングショップは現地サービスからの信用を得て、沈船へのペネトレーションをやらせてもらっています。トレーニングと経験なくして、沈船への進入は大きなリスクが伴います。ペネトレーションやってみたい方は、信頼できるTDIインストラクターからトレーニングを受講してそのリスクと必要なスキルなどを理解することが大切だと思います。
現地サービスやガイドの許可なく船内に進入するようなことはしないてください。貴重なダイブサイトを守っていくためにはダイバーと現地との間の信頼関係が重要です。無知識、無経験での進入は、ダイビングに命をかけるような行為です。レクリエーショナルダイビングは命がけで行うものではありません。
軽い気持ちで無謀なダイビングにならないようにお気をつけください。
今回は、TDI減圧手順、TDIエクステンディッドレンジ、ADレックの認定トレーニング中のメンバーが集まりました。熱海はディープとオーバーヘッドの両方のトレーニングができる貴重なダイブサイトです。
今回も50分×2ダイブ
ボトムはナイトロックス32、減圧は酸素とナイトロックス50で加速減圧です。
ペネトレーションの前に、デコシリンダーをラインに留めて、準備です。
準備が整ったら、船内進入します。ラインを張って、慎重に進みます。ラインはペネトレに必須ですが、ラインが絡まるととてもリスクです。このラインを適切に張ることで、安全なペネトレーションが行えます。
ラインを張ったら、ライン沿いにトラブルトレーニングを行いました。
ボトムタイムが終了する前にラインを撤収し、デコシリンダーを装着します。TDIテクニカルダイビングはチームダイビングであり、計画潜水です。予定した深度と時間を完全に守ります。時間を守るためにすべて逆算して考えて行動していきます。
熱海はSMBの展開が難しい海域のため、ライン沿い浮上を行います。浅い深度は透視度が悪く流れがありました。このような時に、どう安全に減圧して浮上するのか注意点もお伝えできました。
熱海から名古屋に帰る時の注意点は、高所を移動することです。熱海峠は600mほど。ナイトロックスと酸素で窒素が貯まらないようしていますが、減圧ダイビングをしていますので問題ない窒素レベルまで下げるのに潜水後から4時間は海辺に待機です。
早く帰りたいのですが、減圧症予防のために、ゆっくり片付けて、夕食をゆっくり食べて、名古屋に戻りました。
written by かとう だいすけ