九州 稲積水中鍾乳洞 TDIイントロケイブコース
テクニカルダイビングコース
ケイブダイビングのトレーニングに九州の稲積鍾乳洞に行ってきました。
稲積水中鍾乳洞は3億年前に形成され、30万年前の阿蘇火山大噴火により水没し、いまの形になりました。
日本一長い水中洞窟です。ケーブ内には数多くの鍾乳石が見られる貴重な水中鍾乳洞なのです。
深度の深い場所もありますが、深度が浅いところで。しっかりトレーニングできるのがとてもありがたい日本国内のケーブサイトです。
今回、参加のお二人は、今回二度目の稲積トレーニングです。今回も3日間のトレーニングをしました。
稲積はケイブは深度が浅いエリアに深度の起伏のあるエリアもあり、ケイブの基礎トレーニングに最適です。深度が浅く起伏があることで、難易度は上がりますが、このことが、よいトレーニングになります。
深度が浅いと浮力コントロールがかえって難しくなりますし、呼吸ガスが長時間もちますし、減圧もでないので、徹底的に基礎トレーニングができることが魅力です。イントロケイブでは、そこまでいけませんが、深度40mのエリアも何か所もあり、とてもダイナミックな日本のケイブサイトです。
3日間のトレーニングで、お二人とも、同じ条件下でのイントロケイブダイビングを安全に自分たちで行える自信もつきました。インストラクターからみても安心して送り出せるレベルになりました。
ダイバー認定において重要なのは、スキルが高いということだけではありません。もちろん高いスキルを目指すことは大切ですし、最低限の質も求められます。しかしスキルが高いことで認定されるわけではありません。自分がトレーニングした範囲で、無理をせず、身の丈に合ったダイビングを行える心構えがきちんとあることです。ダイビングで落としてよい命はひとつもありません。そんな心構えをもつことがダイバーにとって大切なことですね。
必要なスキルを身に着け、よいマインドを身に着けたお二人は、自他ともにイントロケイブダイバーとして認定を得ました。認定おめでとうございます。
お二人は、セノーテ目指して、引き続き稲積でトレーニングする予定です、
これからもトレーニングも楽しんでいきましょう。
コースの後はフルケイブエリアを探索してきました。
加藤 大典 (Daisuke Kato)のダイビングブログ
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written by かとう だいすけ