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ツアー報告

Tour Report

フィリピン スービック TDI アドバンストレックダイバーコース  

テクニカルダイビングコース

4年ぶりに、レックダイビングのメッカ、スービックへ行ってきました。
4年前のブログはこちら。

スービックってどんなところって方はこちら⇩


お正月ツアーはなにか飛行機のハプニングがよくありますが、今回も、出発日の1/1の便が欠航となり、出発日が1日遅れでスタートしました。余裕のあるスケジュールをたてていたので問題はありませんでした。

目的は、TDIアドバンストレックダイバーコースの開催のためです。
このコースは、沈船ダイビングの分野になるのですが、沈船の内部を探検するための方法を学ぶコースになります。



ADレックの最低本数は6ダイブですが、
今回は5日間の日程で、基礎トレーニングからバドルシップ(戦艦ニューヨーク)のペネトレーション実習まで、かなり濃く幅の広い内容を行いました。

沈船は、比較的深い水深のものが多く、減圧ダイビングの知識も必要で、さらにペネトレーションもできなければいけません。
今回、参加のみなさんは、TDIトライミックスダイバーコースまで修了し、全員がカバーンダイバーコースでペネトレーションの基礎も修了しています。なかにはフルケーブダイバーまで修了している方も。









今回の参加者はレクリエーショナルでのランクはSDIダイブマスター以上のプロフェッショナルの方たち。
SDIのプロフェッショナルレベルとなので安全管理のためのトレーニングをしっかり行ってきているので、アウェアネスについて理解しているので、どのようにしたら、自分のアウェアネスを働かせられるのか気づくのがとても早いです。

沈船内部という特殊な環境下での経験を積んで、各自、様々なことを感じ取って学んでいただけたと思います。





TDIのテクニカルダイビングは、個人のスキルが完成していることは前提ですが、TDIはチームダイビングです。つまり個人レベルの完成と共にチームダイナミクスが働かせられることも大切です。
今回も講習生のみなさんに主体的にミーティングからダイブプランやブリーフィング、ナビゲーション、デブリーフィングそしてディスカッションまでしてもらい、自分やチームメンバーそして潜る環境まで評価してよいバランスでチームダイビングができるようにコースを行いました。

すべてのダイビングコースに共通することですが、そのコースのダイバーやインストラクターに認定するということは、『自分たちだけで、ちゃんと潜れるのか?』ということが大切です。
そのタイプのダイビングを安全に実行し、未然に問題が起こらないようにすることはもちろん、もしもなにか問題が発生しても、対応できる範囲にコントロールできることです。

日本のダイビング指導では、スタンダードに書いてあることをただやれば達成し認定と考えられている方が多いように感じます。ダイビングは水中で活動するリアルな遊びです。やるべきことが形骸化してしまってはいけません。認定とは、『自分たちだけで、ちゃんと潜れる』ことをその講習生自身がその責任を自覚していることと、担当したインストラクターが、この講習生なら、『自分たちだけで、ちゃんと潜れる』と確信がもてることが本来大切だと考えています。

今回の講習生も、本来ダイビングに不可欠な正しいマインドをもち、素直に事実を見て、自己評価できていたことが素晴らしかったです。またあのような特殊な環境でのストレストレーニングをスキルもマインドもメンタルも十分に整えてきたからこそ、コースを心から楽しんでもらえたのだと思います。

これからもワクワクするダイビングを細心の注意を払って存分に楽しんでいきましょう。











次回のアドバンスト レックコースは、同じくスービックにてゴールデンウィークに実習です。

参加条件は、
●TDIカバーンダイバーもしくはSDIレック(ペネトレーションリミテッド)sp 
※フィリピン スービック開催のため、TDI減圧手順ダイバー以上
●ログ50本以上 18歳以上

来月から参加者にむけてトレーニングを開始します。参加ご希望の方はお問い合わせください。
参加者が集まれば、GWあけからのコースも検討しています。

コースの詳細は ⇩


今回も素晴らしい8日間でした。ありがとうございました。



written by かとう だいすけ