Basic Sidemount Diver ベーシックサイドマウントダイバー
洞窟ダイビングの世界で進化したダイビングスタイル。体のサイドに左右にシリンダーをフックするスタイルです。
もともとは、ケーブ(洞窟)ダイビングで、いかに狭いところを通り抜けられるかということで作られてきたスタイル。通常の背中にシリンダーを背負うスタイルをバックマウントと呼んでいるが、左右、横に一本ずつ装着することからサイドマウントと呼ばれています。
達成できること
- 器材コンフィグレーションの理解
- ガスマネージメントの考え方
- ホリゾンタルトリム
- 使用タンクやウエイトバランスについて
- 細かな改良点について
- テクニカルスキル法
- メリットとデメリットの理解
ベーシックサイドマウントダイバーコース認定後、evisツアーでサイドマウントでダイビングを安全に楽しめるようになります。
受講の条件
- アドバンスドオープンウォーターダイバー以上
- evisのディープダイビングspレベル
※行うスキルは、中性浮力の状態で水深を変えずに、器材脱着(マスク、ウエイト、フィン、BC)、中層からのフロートアップ、難易度は高いですが、卓越したダイビングスキルが身に付きます。evisのディープダイビングsp受講ください。
evis以外で活動の方で、スキル不足と判断された場合、ディープspにご参加いただくか、イントロテックコースの中で、追加プール講習(費用別途)をご希望いただければスキルをレクチャーしていきます。
このコースは、減圧手順、エクススンディッドレンジ、ADレック、トライミックス、ADトライミックスのコースと合わせて受講することもできます。 つまりバックマウント(ダブルシリンダー)のスタイルを行わずにテクニカルの世界に入ることも可能になりました。バックマウントが有利な面もありますので、ダブルシリンダーのスタイルもマスターされることをおススメします。 ADナイトロックスやカバーンなどの資格のない方は、イントロテックダイバーコースに事前にご参加ください。
講習と所要時間
●学科3時間(オンライン可能) ●プール8時間 ●海洋4ダイブ
- ご入金後、マニュアルをお渡ししてホームワーク、KnowledgeQuestを完了していただきます。
- 来店もしくはオンラインで、答え合わせ形式で、学科講習3時間行います。
- プール講習 8時間(通常9~18時) 時間帯に関してはご希望があればご相談ください。器材コンフィグに関しては、お問い合わせください。イントロテックの海洋はミニマム3ダイブですが、evisはプールトレを行うので、海洋での1ダイブ免除されています。
- 海洋実習 2ダイブ 1日目はビーチダイビング、2日目はボートダイビングになります。基礎スキルに集中して行いますが、ガスマネージメントなどテクニカル的な発想でプランニングも考えていきます。また基本的なダイビング基礎スキルも確認し、よりよく改善できるところはアドバイスしていきます。コースに参加しながら、今後どのようなダイビング活動が可能か明確になります。またアドバンスドナイトロックスコースとコンボコースも開催可能です。日程まとめて2コース行えます。
ベーシックサイドマウントコースの予定は、ホームページスケジュールにアップしておりますが、 メールや電話でお問い合わせやリクエストもお気軽にどうぞ。
学習講習
器材のセッティング 器材コンフィグレーションの理解 サイドマウントでのホリゾンタルトリムのマスター 推進力テクニック ガスマネージメント手順 Sドリル(バブルチェック、OOA) マスクあり、マスクなしでガススイッチ
プール講習
- 異なるガスボリュームを含むガスマッチング手順
- 独立したシリンダーーを利用したガスマネジメント
- 心理的考察
- 器材の考察 a. シリンダーーオプション b. レギュレーターのオプション c. BCD/ハーネスオプション d. 適正ウエイト e. 器材コンフィギュレーション
- コミュニケーション a. ハンド・シグナル b. ライト・シグナル
- トラブルシューティング a. ガスシェア b. ガス放出 c. ライトの故障 d. 視界の喪失 e. エンタングルメント(ラインの絡まり) f. セルフレスキュー
- 狭いスペース
- 保全
- 困難なエントリー
- Sドリル(サイドマウントに特化した)
主な課題
このコースでは、次のトピックをカバーする必要があります:
- インストラクターの裁量により、ランドドリルを行ってもよい プレダイブドリル
- *START:S(S-ドリル-空気切れ時の対応トレーニングとバブルチェック)、T(チーム-バディの器材チェック)、A(エアー-ガスマッチング)、R(ルート-エントリー/エキジットと計画された水中コース)、T(テーブル-深度、経過時間、コース上のチェックポイント、スケジュール)
- ストレス分析と軽減
講習生は下記の水中スキルを実施しなければならない。
- 推進力テクニックのデモンストレーション:フロッグキック、モディファイドフロッグキック、モディファイドフラッターキック、バックワーズキック、ヘリコプターターン、環境に応じてハンドプル
- 的確な浮力コントロールのデモンストレーション(手足を動かすことなく水平姿勢を維持してホバリング)
- 適切なトリムのデモンストレーション(潜降中、移動中、浮上中においてホリゾンタルトリムを維持する能力)
- 水平トリムと浮力を維持しながら、次のデモンストレーションを実行する能力を示します: a. サイドマウントシリンダーーの脱着 b. マスクあり、マスクなしでガススイッチ
- 独立したシリンダーー内の適切なガスマネジメントをデモンストレーション
- 保全、アウェアネスそして後方参照テクニックを実証する
- リフトバッグの展開
- 携行する追加シリンダーーの選択
このコースの修了条件は:
- 安全かつ効果的に全てのダイビング実習を実行できる
- ダイブプランニングとその実行に関し適切な判断を行える
- ダイビング環境に対して、適切なアウェアネスと敬意を継続して持ち続けられること
- 全てのダイビングをログ付け
必要器材・持ち物
- ダイブコンピュータ
- クローズドタイプSMB(フロート)
- スプール(18m以上)
- サイドマウントダイビング器材一式(サイドマウント用BCD・レギュレター×2・SPG(残圧計) ×2・シリンダーバンド×2・サイドマウントに適した中圧ホースと高圧ホース)
※器材については担当インストラクターまでご相談ください。
担当インストラクターより一言
注文度抜群のクールなテクニカルスタイルです。サイドマウントで本格的なテクニカルダイビングコースにスムーズに移行することも可能です。レック(沈船) ケーブ(洞窟) ディープにも進めます。ただし、最上級者向けのディープまで進むのであれば、バックマウントダブルがおすすめでもあります。
コース進行前にどの器材コンフィグで進めていくといいのか担当インストラクターにご相談くださいませ。
ベーシックサイドマウントダイバーとは?
このスタイルは、洞窟だけではなく通常のダイビングでもそのメリットに人気を集めている。
- シリンダーを分離して一本ずつ運べる。肉体的負担が少ない。
- バックマウントダブルシリンダー以外の方法で、大容量のガスを水中に持ち込むこともできる。
- スキルを身に着けるとホリゾンタルトリム(水平姿勢)やストリームライン(流線型)がとりやすく泳ぎやすい。
- シリンダー2本が分離していて、それぞれにレギュレターが装着しているので、器材トラブルの時に対応がしやすい。
- 片方のシリンダーバルブやレギが壊れても、もうひとつで緊急浮上することができる。ソロダイビングにも適しているといえる。
- BCからのシリンダーの取り外しが簡単なので、バディがエア切れの時にシリンダーごとを交換してあげることができるので、オクトパスブリージングの必要がない。
メリットはほかにもたくさん! 詳しくはコースの中でお話ししています。
講習費用
講習費 | 94,050円 |
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実習費 | 34,100円 |
教材/登録費 | 11,550円 |
合計 | 139,700円 |
その他の費用 | 食事代・宿泊費(必要な場合) |
※2名以上だと合計から22,000円割引になります。
※当店にてサイドマウントセット(レギBCD)購入者は22,000円割引になります。
※実習費にはプール使用料、シリンダー4本、2ビーチ2ボート、施設入海料等が含まれています。
※教材/登録費にはTDIサイドマウントダイバーマニュアル、Cカード登録費用等が含まれています。
●テクニカル器材レンタル費用(1日あたり)
サイドマウントダブルセット税別6,000円