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コース紹介

Course

減圧CCRダイバー

このコースは、エアダイビングにクローズドサーキットリブリーザー(CCR)の使用を希望するダイバー向けの第2段階のコースである。CCRダイビングのメリット、ハザード、正しい手順をダイバーに指導し、減圧停止ダイビングにエアまたはナイトロックスをディルエントガスとして使用する最大深度40m(130ft)までの基本的なCCRダイビングスキルの開発を目的としている。

達成できること

修了者に与えられる資格 このコースを修了すると、修了者は次のような条件下で、直接監督なしでCCRを使用した減圧ダイビングアクティビティに参加することができる: 1. ダイビングアクティビティが、トレーニング内容と同様である 2. 活動エリアが、トレーニングと同様である 3. 環境条件が、トレーニング環境と同様である このコースを修了すると、修了者は以下のコースに参加することができる: 1. TDIミックスガスCCRコース - 特定ユニット 2. TDIアドバンスレックコース

受講の条件

講習生参加前条件 1. 最低年齢18歳 2. 50本のダイビングログを提出する特定ユニットのクロスオーバーの場合は、過去12か月間で最低10本のCCRダイビングログがある証明を提出する 3. TDIアドバンスナイトロックスダイバーとTDI減圧手順ダイバー、またはTDI承認の他教育機関の同等の認定 4. 最低5本の深度30m(100ft)以深のステージデコダイビングログを提出すること。 5. 使用するリブリーザーがTDI承認のサイドマウントリブリーザーである場合、講習生はTDIサイドマウントダイバー認定または同等の認定を有し、サイドマウントによる10本のダイビングログの証明が必要であり、且つリブリーザーメーカーによる追加条件を満たす必要がある

または 1. 最低年齢18歳 2. TDI CCRダイバー、または同等の認定 3. 使用するCCRユニットで最低30時間のリブリーザー時間と30本のダイビングログ 4. 6か月間のCCRダイビング経験

講習と所要時間

学科6時間 コンファインドウォーター1時間  海洋実習7ダイブ

予定しているCCRダイバーコースはホームページスケジュールにアップしておりますが、メールや電話でお問い合わせやリクエストもお気軽にどうぞ。

学習講習

【学科】6時間  1. リブリーザーの歴史と進化 2. オープンサーキット、CCR、SCRの比較と、それぞれのメリット/デメリット 3. リブリーザーシステム構成要素:a. ユニットの組み立てと分解 b.ユニットのレイアウトとデザイン c. スクラバーキャニスターのデザインとメンテナンス d. 正しいスクラバー(吸収剤)のパッキング;メーカーの推奨に従うこと e. ループの洗浄消毒手順 f. メーカーが提供する追加アイテム:ベイルアウトバルブ、オートディルエントバルブ(ADV)など g. ループボリューム - ミニマム/最適 4. ガス生理学 a. 酸素のリスク:ハイパーオキシア(Hyperoxia:高酸素症)、酸素中毒、ハイポキシア(Hypoxia:低酸素症) b. 窒素吸収 c. 二酸化炭素中毒、ハイパーカプニア(Hypercapnia:高炭酸症) d. ガス消費量: e. ガス密度 5. eCCRまたはmCCRのデザインとメンテナンス a. 酸素代謝量の計算 b. 酸素セル: i. メンテナンス ii. 交換 iii. 製造日 c. リブリーザーの電子機能とキャリブレーション手順 6. ダイブテーブル:a. コンスタントPPO₂理論 b. CNS(Centoral Nervous System:中枢神経系)とOTU(Oxygen Tolerance Units:酸素許容単位)のアウェアネス 7. ダイブコンピュータ:a. ガスミックスの調整可能 b. コンスタントPPO₂ c. エアーインテグレーション d. 減圧保守率/グラディエントファクター(勾配係数)の選択 8. 潜水計画:a. オペレーション計画:b. ベイルアウトを想定したガスの条件 c. スクラバー持続時間 d. 酸素制限 e. 窒素制限 f. OCダイバーとCCダイバー混合チームでのダイビング 9. 緊急時の手順:a. B.A.D.- D.A.S.を実施する;ベイルアウト(B:Bail out)、情動呼吸(A:Anxiety breaths)、決定(D:Decide) ;ディルエントフラッシュ(D:Diluent flush)、常にPO2を把握(A:Always know your PO2)、トラブル解決スキル(S:Skills to overcome problem) b. 3Hの問題 c. ループへの浸水 d. セルの警告 e. バッテリー警告、電子機器の不具合 f. ベイルアウト用ガスの条件 10. チームダイビングの考慮事項:a. ダイビングの目的 b. プレダイブチェックリストの使用 c. バディチェック d. 潜水計画とセットポイント e. ベイルアウトシナリオ

プール講習

限定水域(コンファインドウォーター)トレーニング: 1. 最大深度9m(30ft)で潜水時間最低60分の限定水域トレーニング

海洋実習

オープンウォータートレーニング: 1. 器材コンフィギュレーションセッション、限定水域セッション、およびフル装備のCCRダイバー50m水面曳航は、オープンウォータートレーニングダイブの前に完了しなければならない 2. 最低420分のオープンウォータートレーニングを最低7ダイブにわたって完了すること;深度は日ごとに徐々に深くし、最大深度40m(130ft)までとする 3. 水中セッションは1日3回まで、減圧停止が必須となるダイビングは1日2本まで 4. 1回のダイビングでの最大減圧義務は10分間(CCRから呼吸している間)

オープンウォータースキル: 1. プレダイブチェック:a. メーカーのチェックリストを使用してユニットを組み立てる b. スクラバー(吸収剤)を詰める c. ポジティブチェック、ネガティブチェック(プレッシャーテスト) 2. 酸素アナライザーを使用し、ディルエントシリンダーと酸素シリンダーの中身を確認する 3. 以下の内容を含む正しい潜水計画手順をデモンストレーションする:a. システムの性能に基づく制限値を使用する b. 選択したPPO₂レベルによる酸素暴露に基づく制限値を使用する c. 計画した深度とPO₂セットポイントでの窒素吸収に基づく制限値を使用する d. 計画したダイビングに適した減圧保守率/グラディエントファクター(勾配係数)を選択する e. 水温による制限 4. 緊急時の手順:a. マウスピース操作ドリル b. ベイルアウトドリル c. ガスシャットダウン、ガスロス d. ホースの破損 e. スクラバーキャニスターへの浸水 f. 二酸化炭素ブレイクスルー g. セミクローズドモード h. 低酸素ドリル i. 高酸素ドリル j. ループへの浸水 k. 電子機器とバッテリーの故障 l. 意識不明リブリーザーダイバーを、少なくとも深度5m(16ft)から水面までレスキューするシミュレーションをデモンストレーションする m. 水面でBCDのオーラルインフレーション 5. 浮力をコントロールするために、BCD/スーツとループボリュームを効果的に管理する浮力コントロールをデモンストレーションする;手足を動かすことなく定位置で(+/-1m/3ft)少なくとも90秒間ホバリング 6. 深度3~6m(10~20ft)で潜降を止め、バブルチェックを実施する 7. PO₂レベル(セットポイント)のモニタリング用電子システムと、セットポイントの変更 8. eCCRを使用していない場合は、セットポイントをマニュアルでコントロールする 9. HUDとコンピュータの使用と調整 10. マスク脱着 11. リフトバッグ/DSMB(ディレイドサーフェスマーカーブイ)とリールの使用 12. 事前に定めた制限内で正しくダイビングを実施する 13. コンスタントループボリュームマネジメント 14. ディルエントガスと酸素を適切に使用したセル検証チェック 15. ダイビング後のユニット洗浄;汚染防止と病気感染拡大防止のため

減圧関連の水中スキル: 1. ベイルアウト/デコシリンダー1本を装備した状態で、水面や水中を快適に泳ぐことができることをデモンストレーションする 2. 定位置でポジションを維持しながら、ベイルアウト/デコシリンダー1本をドロップ&回収できることをデモンストレーションする 3. 単独で、またはチームメンバーの1人として、SMB(サーフェスマーカーブイ)またはリフトバッグを上げることができることをデモンストレーションする 4. マニフォールドまたはファーストステージ、SPG(残圧計)やプライマリーレギュレーターからのガスリークに対する適切な対処をデモンストレーションする 5. デコレギュレーターからのフリーフロー(シミュレーション)に正しく対処する 6. 最低1分間、デコガスをバディブリージングする 7. 深度6m(20ft)未満で酸素リブリーザーモード停止 8. シミュレーションまたは実際の減圧停止を含むオープンサーキットベイルアウトシナリオを1回実施する

主な課題

講習生は下記の水中スキルを、以下のコース制限内で、オープンウォーターダイビング中に実施しなければならない: 1. インストラクターは、講習生が使用する特定ユニットCCRを使用して全てのスキルをデモンストレーションしなければならない 2. 全てのオープンウォーターダイビングは深度6m(20ft)~30m(100ft)の間で実施しなければならない 3. そのうちの2ダイブは24m(79ft)以深であること 4. 特定ユニットのメーカーが必須とする追加スキルを正しく実施する 5. 呼吸ガスの制限:  a. 最大PO2セットポイント1.3barを超えない  b. ループの最大PO2セットポイントは1.4bar;6m(20ft)以浅での最大2分間を除く  c. 最大深度でのオープンサーキットベイルアウトのPO2セットポイントは1.6barを超えない  d. 最大深度でのオンボードディルエントのPO2は1.1barを超えない 6. 全てのダイビングは、合計PO₂ CNS制限の最大80%(推奨)以内で完了すること 7. 深度6m(20ft)で最低3分間の安全停止を実施する 8.ユーザーがメーカーによるオートディルエントバルブ(ADV)の取り付けを選択した場合は、定期的にディルエントゲージをモニタリングすることや追加コントロール方法などの追加スキルが特に重要となる 9. 講習生は、各ダイビング日終了時に全てのダイビングのログ付けをする

このコースの修了条件: 1. エグザム(学科テスト)に正答率80%以上で合格すること 2. 全ての限定水域とオープンウォータースキルセッションをインストラクターが満足するレベルで完了する 3. 潜水計画とその実行に関し、慎重かつ的確な判断力があることを示す 4. コース修了後に6ヶ月以上ノンアクティブであった場合は、リフレッシュコースを受講すること

必要器材・持ち物

  1. クローズドサーキットリブリーザー一式ユニットをカスタマイズする場合は、メーカーの承認が必要
  2. CCRダイブコンピュータ、CCRシステムトラブルのためベイルアウトした際に必要になるバックアップOC/CCRコンピュータをそれぞれ最低1つずつ
  3. マスク、フィン、適切なラインカッティングデバイス
  4. スレートと鉛筆
  5. ラインの長さ50m(165ft)以上のリール
  6. ダイビング環境に適したリフトとサイズのリフトバッグ/DSMB(ディレイドサーフェスマーカーブイ)とバックアップ;オープンウォーター環境でのみ必要
  7. トレーニングを実施するオープンウォーター環境に適した保護スーツ
  8. 酸素アナライザー
  9. 適正ウエイト
  10. 最低5.7L(40cf)のエアまたはナイトロックスが入るベイルアウトシリンダー

注:インストラクターと講習生は、コースの全行程において同じユニットを使用しなければならない。オープンウォータートレーニング中、インストラクターと認定アシスタントも、ベイルアウトガスを携行しなければならない。このリダンダントガスソースは、インストラクターやアシスタント自身に必要なベイルアウトガスボリュームよりも大きなボリュームでなければならない。

※1:船上にて供給するか、予備のエアー源を運ぶ。それに加えて、インストラクターと認定されたアシスタントは、オープン・ウォーター全セッション中、受講生の為にベイルアウト用ガスを用意する。この予備のガス供給源は、インストラクターや認定されたアシスタントのリブリーザー必要量より多く用意しなくてはならない。

担当インストラクターより一言

新世代のスクーバダイビングユニットです。泡を吐き出すことがないので、生き物にストレス与えずに観察できます。またガスをリユースするので、少量のガスで、長く深くもぐることが可能です。とってもダイビングの可能性が広がりますよ。




講習費用

講習費 60,000
実習費 147,000
その他の費用 ●食事代・宿泊費・ボートダイビング代・レンタル代(いずれも必要な場合)
●追加トレーニング費:プール使用料2時間5,000円+税 海洋1日30,000円+税
●ソフノライム(二酸化炭素吸収材)費は別途必要になります。

※実習費には、7ビーチダイビング 酸素&空気充填費含む)、施設使用料、入海料、evis~実習地までの無料送迎、AIRステージボトル、酸素ステージボトル等が含まれています。