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コース紹介

Course

フルケイブ

このコースは、TDI のケイブダイビング・プログラム シリーズの中で3段階目のトレーニングである。より上級の潜水計画、ダイバーが遭遇する異なる種類のケーブ・システムやシナリオの実際的な実習が行われる。このコースは、ケイブダイビングの全ての面について、ダイバーが評価出来るように意図されたものではない。このコースの目的はカバーンやイントロ・ケイブ・ダイビングプログラムで到達したスキルを更に拡げ、詳しく評価する事にある。実際のケイブへの進入を通して、潜水計画やスキルを完璧にする事が強調される。

達成できること

このコースを好結果で終了した時、修了生は直接の監督なしに、ケイブ・ダイビング活動を次の条件付きで行っても良い。

  • 進入は1/3エアールールを限度とする。
  • 最大深度40m、又は130フィートである。
  • ケーブ内でギアを外す事は出来ない。
  • 適切、又は必要な安全と減圧停止。
  • ガイドラインが繋がれている事。
  • 適切はケイブダイビング器材が使用される事。

受講の条件

イントロケイブダイバー以上 18歳以上

講習と所要時間

●学科6時間 ●プール6時間 ●海洋4日

このコースでは、基本的なケイブスキルはすべてイントロケイブでマスターしているのでevis本店レクチャールームでの学科講習8時間が終われば、メキシコセノーテなどで実際にトレーニングしていきます。

予定しているフルケイブコースはホームページスケジュールにアップしておりますが、メールや電話でお問い合わせやリクエストもお気軽にどうぞ。

学習講習

【学科】6時間  1. ケイブダイビング規定 2. ガスマッチング手順と異なる容量を含める管理 3. 心理学的考察 4. 器材に関する考察  A. シリンダーの選択  B. レギュレターの選択  C. BC/ハーネスの選択  D. リールの選択  E. ウエイトの適切な調整  F. 器材組み立て 5. コミュニケーション  A. ハンド・シグナル  B. ライト・シグナル  C. タッチコンタクト・シグナル 6. スイミング・テクニック  A. 身体姿勢/バランスコントロール  B. 浮力コントロール  C. ラインの辿り方  D. 推進テクニック 7. 生理学  A. 呼吸テクニック  B. ストレス・マネージメント  C. 減圧の理論とケーブ・ダイビングへの応用 8. カバーン環境  A. 地質学   i. ボトム   ii. 天井  B. ローカルアクセス条件  C. 土地所有者との関係 9. カバーン保護 10. 問題解決  A. 緊急手順  B. 器材故障  C. シルティングの状況 11. 事故の分析 12. ダイブ・テーブルの検討と減圧の理論の復習 13. ケイブ・ダイビング エチケット

【ランドドリル】 1. 正しいガイドライン設置やり方。 2. 正しいガイドラインの辿り方。 3. ロスト・ダイバーの手順におけるセーフティリールの使い方。 4. ロスト・ラインの訓練におけるセーフティリールの使い方。

【Sドリルとウォータードリル】 1. 適切な事前のプランを立てるデモをする。 2. 器材点検とギアマッチング 3. バブルチェック 4. 多様なタイプの流れでの特殊な推進テクニックをデモする。 5. 適切な浮力コントロールをデモする。 6. 適切な身体姿勢をデモする。 7. 適切なストレス分析をデモする。(認識と管理)

【ケイブドリル】 1. 正しくガイドラインを設置する。 2. 正しい方向指示付きと方向指示無しのライン・マーカーを使う。 3. 目を開けた時と閉じた時(視界が悪いと想定)にガイドラインを正しく辿る。 4. ガイドラインを辿りながら、目を開けてバディとエアー・シェアーを行う。 5. ガイドラインを辿りながら、ライトを消しバディとエアー・シェアーを行い、目を閉じてタッチ・コンタクトを使う。 6. ガイドラインに触っている間にマスクを外し、再度取り付ける。 7. ライト/ハンド‐シグナルとタッチコンタクトをデモする。 8. 保護と意識付けのテクニック。 9. バックアップのナビゲーションを参照する。 10. 適切なシルトを起こさないテクニックのデモ。 11. プライマリー・ライトの故障を想定して、バックアップ・ライトを使い、ケーブより出る。 12. ロスト・ラインとロスト・ダイバーの訓練をデモする。 13. オープン・ウォーターまで続くガイドラインの維持の為に、回ったり、横断に必要なジャンプ/ギャップ・リールの使い方をデモする。

【海洋実習】4日 1. 異なる3ヶ所で実習され、8回のケイブダイブが必要で、最低ボトムタイムが240分以上。 2. 3ヶ所の内1ヵ所は、カバーンやイントロケイブのトレイニングに利用した場所では無い事。 3. カバーン/イントロケーブダイビングの認定無しにこのケーブ/ダイビングプログラムに参加するダイバーは、16ダイブと420分(必要な減圧の時間を除く)が必要である。

必要器材・持ち物

  • デュアル・シリンダー(※1)
  • 2本の独立したファーストとセコンド・レギセット(※2)
  • プレシャー・ゲージ(残圧計)
  • パワーインフレーター付きBC
  • ダイビング環境に適したスーツ
  • マスクとフィン(スノーケルは不使用)
  • 2個のライン・カッティング用器具
  • 3本の電池式ライト(※3)
  • 最低37mのガイドラインのセーフティーリール
  • 予定のダイビングに適した長さのプライマリーケーブダイビングリール 1個
  • コンピューター又は時計(ボトムタイマー)と深度計
  • スレート、又は水中ノートとペン
  • ダイブ・テーブル、又はバックアップ・ダイブコンピューター
  • ラインアロー3個
  • ノンデレクションマーカー1個
  • 15mのガイドライン付きのギャップリール

※1:計画されたダイビングと講習生のガス消費量に適当なもの。 ※2:内1本のレギは、約2mのホースを装着する事が推薦される ※3:プライマリー1本、バックアップ2本で、各々が計画されたダイブタイムに適切な照射時間がある事。 チームは減圧が計画されているどのダイビングにおいても、減圧シリンダーをマークし、必須減圧より一つ停止点より深く準備する。

担当インストラクターより一言

セノーテで実際の水中洞窟に潜ります。これまでの洞窟ダイビングと比べてその規模に圧倒されることと思います。アドベンチャーなコースですから、スキルをひとつひとつ研ぎ澄ませ、ストレストレーニングなどで精神力を高め、万が一の事態を想定しトレーニングしていきます。研ぎ澄まされたスキルが水中洞窟の感動をより大きくしてくれるはずです。


コースコンセプト

  1. 本場テクニカルゲレンデで通用するテクニカルダイバーを育成します。
  2. 基礎技術や考え方をきめ細かく伝え、土台作りを大切に行います。
  3. 不測の事態に備え、自身で気づき考える力を高めます。

注意事項

テクニカルダイバーのCカード自体があなたの能力の代わりにはなりません。テクニカルダイビング環境では、バランスのとれた能力開発がとても大切です。スキルや知識、肉体面も大切ですし、テクニカルダイビングを行うマインドもとても大切な能力です。これらの能力には個人差があり、ある特定の能力部分で、補習やトレーニングが必要になることもあります。探検の世界へは自分のレベルにあった範囲を把握し慎重に楽しむものです。テクニカルのCカードは土台となる能力が問題にならないレベルまでクリアできて認定となります。

一般ダイバーが誤って洞窟内に立ち入らないように、ケイブダイビングポイントには、このようなインパクトのある看板が設置されている。イントロケイブダイバー以上がこの先に進むことができる。


講習費用

講習費 66,000
実習費 147,400
教材/登録費 6,600
合計 220,000
その他の費用 食事代・宿泊費・ボートダイビング代・レンタル代(いずれも必要な場合)
●オーバーヘッド環境ダイバーマニュアルお持ちでない場合は教材費4,950円
●インストラクター渡航や海洋経費

※2名以上だと合計から22,000円割引になります。