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生物図鑑

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【カエルアンコウ】〜魚釣りするフィッシュイーター ©zukankun

[撮影地]西伊豆 大瀬崎 湾内 [撮影者]リック


[学名]Antennarius striatus 
[分類]条鰭綱-アンコウ目-カエルアンコウ科
[和名]カエルアンコウ 蛙鮟鱇
[英名]Frogfish
[生息地]伊豆 清水 南紀

以前はイザリウオ(漁り魚、躄魚)と呼ばれていましたが、2007年2月1日、日本魚類学会は「イザリ」には差別的な意味があるため、「カエルアンコウ」に改名したと発表しました。
以来ダイバーの間でも、「カエルアンコウ」の名前で定着しています。

胸鰭と腹鰭を手足のように使って海底を歩く姿がユーモラスです。
ゆっくりしか移動できないのかと思いきや、ピンチの時には胸鰭の下から水をジェット噴射し、まさに飛ぶような勢いで?水中を移動していきます。

また、旧名の「漁り魚」の由来になったのが、その独特の捕食方法。
頭の上にエスカという疑似餌をもち(これを振っていると、ほんとにゴカイのようにみえるんです!)、それで魚をおびきよせます。
餌につられて魚が近づいてくると・・・頭からぱくっと丸呑み!!
時には自分と同じくらいの大きさの魚でも丸呑みしてしまう、かわいい顔して意外に怖いヤツです。
でもやっぱり見てる分にはキモかわいい♪

世界で12属41種が確認されていますが、日本近海のダイビングポイントでよく観察できるのが、カエルアンコウ、イロカエルアンコウ、ベニカエルアンコウ、クマドリカエルアンコウ、オオモンカエルアンコウなど。
大瀬崎、井田などのビーチポイントでじっくり観察できます。
串本では岩のようにでっかいオオモンカエルアンコウに出会えることもありますよ!

春の西伊豆の砂砂利エリアで、1cmほどの赤ちゃんに出会えることも。

2009.03


[撮影地]2010.03.27 西伊豆 大瀬崎 [撮影者]K.Oさん

©ずかんくん