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生物図鑑

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【エチゼンクラゲ】〜世界最大級の巨大クラゲ ©kyu Furumi©zukankun

[撮影地]丹後 冠島 [撮影者]舩越真由子


[学名]Nemopilema nomurai'
[分類]刺胞生物門-鉢虫綱-根口クラゲ目-ビゼンクラゲ科-エチゼンクラゲ属
[和名]エチゼンクラゲ 越前水母
[英名]Nomura`s Jellyfish
 
夏から秋にかけて日本海沿岸に漂流する。傘の直径が1m超、体重200kgに迫る世界最大級の巨大クラゲ。
福井の水産試験場で採取されたことから、越前の名前がついた。生まれ故郷は中国や韓国の海。中国の高度成長による栄養分の豊富な排水が大量発生の原因といわれており、対馬海流にのってやってくる。定置網漁などは各地で操業停止に追い込まれ、漁業被害は大きい。しかし様々な有効利用法が考案されている。中華料理のクラゲはこのエチゼンクラゲも使われている。日本でも加工技術が導入されるといいのですが。
越前をはじめ、日本海側で観察が出来る。漁師さんには嫌われ者ですが、青い海で見る大型クラゲは、とてもキレイです。しかし長い触手には弱い毒がありますので注意。クラゲに寄生する南方系のクラゲヤドリエビなどの生物も観察されることもあります。
2008.08

2008年は、ほとんど現れませんでした。噂では、北京オリンピックの関係の規制で、栄養をたくさん含んだ排水が、流れなかった為とも言われています。


[撮影地] 2007.09.14 北陸 越前 [撮影者] 山下 将司


[撮影地] 2009.09.27 北陸 越前 [撮影者] S.Yさん