アルキメデスの原理
シラキュースのアルキメデス(ギリシャの数学者、天文学者、発明家、BC 287-212年)は古代の主要な学者の1人です。アルキメデスの原理として知られる、アルキメデスが発見した物理の法則です。
この原理は液体中にある物体はその物体 が押しのけた液体の重さに等しい浮力を受けるというものです。
この原理とダイビングの関係
この原理のおかげでダイバーは、水中でなぜあるものは浮き、あるものは沈むのか、その理由を知ることができます。水中に物体があるとき、その物体はその体積に等しい量の水を押しのけます。するとその物体と押しのけられた水には、それぞれに質量があります。物体の質量が押しのけられた水の質量より小さいとき、その物体は浮きます。このような状況がポジティブ浮力です。その反対に物体の 質量が押しのけた水の質量より大きいとき、この物体は沈みます。 このケースではこの物体はネガティブ浮力になります。 例えば、ゴルフボールとピンポンボールでこの原理を考えてみると、それぞれが同じ大きさだとすると、それぞれ同じ水の量を押 しのけます。しかしボールの中身がゴルフボールは中空のピンポンボールよりかなり重くなっています。水中に入れると、ピンポンボールはゴルフボールより大きな浮力を受けることになります。事実ピンポンボールは浮き、ゴルフボールは沈むということです。