evisにナイトロックス充填施設完成
evisに念願のナイトロックス充填施設が完成しました。
愛知県で始めて正式な認可を取得しました。(国産のナイトロックス設備としてはダイビングショップとして本州初☆)
しばらく試運転をし、7月中旬から、ナイトロックス資格をお持ちの方はevisツアーで使用ができるようになります。
ナイトロックスとは?
スキューバダイビングでは、通常、大気中にある空気をタンクに充填して使っています。
しかし通常の空気には窒素ガスが79%ぐらい入っており、水深深く潜ることで、これが潜水障害の原因にもなっています。
通常21%の酸素にプラス10~15%ぐらい酸素を加えることで、窒素%を下げて、潜水障害の予防に使われています。しかもそれが海外ではスタンダードになっています。
正式名称はエンリッチドエアーナイトロックスです。もともとナイトロックスとは混合ガスという意味で、空気も混合ガスですから、空気もナイトロックスになるのですが、エンリッチドエアーナイトロックスのことをダイビングでは、略してナイトロックスと呼んでいるのです。またエンリッチドエアーナイトロックスの頭文字をとってEANと呼ばれていたりもします。
ナイトロックスのメリットは? 空気(エアー)ダイビングに比べて・・
- 潜水時間の延長ができる。
- 水面休息時間を短くできる。
- より安全マージンが高くなる。
- 水中での思考能力も低下しない。(安全性、水中写真などにメリット)
- 水中での視界も広くなる。
- ダイビング中の運動能力も向上する。
- ダイビングあとの疲労感も少ない。(アフターダイビングも楽しめる)
- ドライスーツにカイロ着用なら、酸素効果で保温力アップ
しかし酸素が増えることで酸素中毒のリスクもあります。ナイトロックス講習に参加して、酸素中毒の予防などもしっかり理解した上でご使用ください。
製造における安全性は?
日本では、様々な規制があり、これまでナイトロックス製造ができる施設は一部のガス会社に限られており、利用できる先も少なく、価格も高いことが多かったのです。
最近、メンブレンという方式で、国産でナイトロックス製造装置が製造され始めました。これまでの空気に酸素を足して作る方法ではなくて、空気から窒素を少し取り除く方法で、ナイトロックスを製造できるようになりました。純酸素を使わないので、製造中の爆発などのリスクが全くなく、安全性が高いため、ダイビングショップでも正式な認可を取って使用できるようになりました。すでに九州や沖縄では導入されており、海外から遅れをとっていたナイトロックスも日本国内でもスタンダードに利用できる環境が整っていくと期待しています。
株式会社エヴィス 高圧ガス製造(ナイトロックスガス製造) 2011年6月30日許認可とれました。
まもなくevisからナイトロックスが作られていきますよー 海外並みの価格で提供していく予定です。
written by かとう だいすけ
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