Staff blog

７３歳でダイバー認定された方から喜びの声が届きました。
ダイビング始めたい人のきっかけになればと思い、頂いた文章を掲載させて頂きますね(*´▽｀*)

何歳になっても新しい体験というのは感動しますよね。
私たちもどんどん新しいことに挑戦して、ライフスタイルに日々、感動と喜びのある人生にしていきたいと思いました(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

　昨年、スノーケリング の1日体験をしていたプールで、ボンベ（シリンダーとの呼称は後で知った）を背負って深く潜る講習をしていた人たちを見た。５ｍまで潜ると聞いて驚いた。2回目のスノーケリング体験を終えた時、５ｍまで自分も潜ることが出来たら良いなと思った。

　そして今年73歳になって、この夢に挑戦しようとオープンウォター講習に申し込んだ。2度のスノーケリング体験で、教えてくれたインストラクター新田さんやevisのスタッフの人柄がこの無謀な挑戦を後押してくれた。そして、耳抜きには苦労したが、初めてevisのプールで５ｍ潜ることが出来たときは興奮した。根気強く何度も何度も丁寧に教えてくれた新田さんに感謝した。初期の目的は達成出来た。

　9月13-14日の海洋実習で越前の壁石浜に出かけた。実際の海に潜れるという期待と、出来るかな、という不安と半々であった。

1回目、海中へ潜った時、初めての景観に感動した。魚が目の前を泳いでいる。海底で藻がゆらゆらと揺らいでいる。ライン潜降、レギュレータクリア、リカバリーAB、マスククリア、中性浮力など根気強く教え、途中、足がつった時も丁寧に教えてくれた。マンツーマン指導のお陰で何とか済んだが、終わった時は、正に疲労困憊。でも一緒だった別チームの4人（一人はインストラクター）の笑顔にほっと一息。

　昼食後はたっぶり寝た、寝過ごして集合時間に遅れた。

2回目、少し余裕が出てきたかな。ライン潜降、ウエイトベルト脱着、中性浮力、オルタネイトエアソースアセント、ファンダイブも。これらも何とかやることが出来た。しかも最大水深4.8ｍ。やったー！

　タコ、タツノオトシゴ、キューセン、アオリイカなど1回目より多くのものがを目にした。少し余裕がでたかな。

　入浴そして夕食、疲れ果てて熟睡した。

2日目は朝から、体の各所が筋肉痛。海に入るのも少し慣れたのか、不安感はあまりなかった。フリー潜降、BC脱着、中性浮力、スイミングアセントそしてファンダイブトレーニング。沢山の魚、アジ、ベラ、カワハギ、小さい鯛、クサフグそしてアオウミも、直ぐ目の前に、アジの群れが頭上を泳いでいた。この光景が信じられなかった。

魚に見とれて、新田さんのゼスチャーを見落とすこともシバシバ。何と最大水深6.3ｍ。昨日より疲れはなかったが、休憩して、お風呂に入った後、グッスリ寝込んでしまい、起こされるまで前後不覚。例よって集合時間に遅刻。

　2回目、最後のダイビング。フリー潜降、ファんダイブトレーニング。タコ、タツノオトシゴ、クサフグ、ボラなどなど、光を背に受けてアオリイカの群れが頭上を泳いでいた、下から泳ぐ姿を見たのは初めてだ。こんな光景を体感している自分が信じられなかった。6.3ｍ、35分間の潜水だった。

　浜に上がった瞬間、恥ずかしいけど、涙が流れているのに気が付いた。

　正に夢が叶った！

　73歳にしての初体験。私にも出来たのは新田さんはじめevisのスタッフの皆さんのお陰である。二つの漢字での表現だが、それ以上のものである「感謝」。

2016年9月15日