「すいません・・海荒れちゃって・・・」
加藤大典ブログ
日記更新お久しぶりです。
怒涛のような日々を過ごしていました。
会社設立、新入社員研修、ホームページリニューアル、2010年度の様々な企画会議。
ツアーにもぼちぼち出かけていました。そして気がつけばゴールデンウイーク!
ゴールデンウイークといえば、レジャー産業は忙しいのでは? と思われますよね?
ツアーはぼちぼち開催しているのですが、毎年のゴールデンウイークのevisは意外とのんびりなんですね。
毎年、ゴールデンウイーク明けから忙しくなってくるという流れがこれまでです。
そんなわけで、こんな連休の昼下がりに日記書いてみました。
ここ一ヶ月は、プロコース、テックコース、そしてフィリピンのジンベイザメ、越前のダンゴウオツアーと海にもでていて、ハードですが楽しい毎日を過ごしています。
昨日も越前にいっていましたが、前日まで大荒れ。昨日も午前中は若干の波が残っていました。そんな昨日のことではないのですが、海況がよくないときに、現地サービス施設の方から、「すいません・・海荒れちゃって・・・」 というふうに謝れてしまうことがあります。この言葉にものすごく違和感を感じます。
そんなわけで、海の変化に対する僕の見解です。
確かにダイバー的には海が荒れてしまって、潜れなかったりしたら、残念なことです。
もちろん、事前の天気予報や天気図見て、予想し、場所の変更や中止にするという主催者の海を読む能力は大切です。しかし台風のときなんかは、なかなか直前にならないとどう海が回復するのか影響がでるのか分からないことも多くあります。一般的には台風一過では、海が荒れ狂っていると思っている方も多いと思いますが、実は、そうでもないのです。「うそだー」と思われるかもしれませんが、本当に海が静かになることもあるのです。またたいへんなレア生物が流れ着いていて感動してしまうこともあるのです。だからこそツアー主催者としては、こんなときほど直前まで海の変化みて、安全をきちんとふまえた上で、ツアーのアレンジを考えたいのですね。そんな熱い気持ちは理解してほしいことの一つでもあります。
では本題の「すいません・・海荒れちゃって・・・」 というセリフですが、僕はやはり違和感を感じてしまいます。現地の人にしてみたら、せっかくはるばるここへきてくれたのに、本来のベストな海を見てもらえなくて申し訳ない・・というサービス精神からくる気持ちがあるのだと思います。その気持ちもとっても分かります。
例えば高級ホテルに泊まって、部屋の清掃がきちんとできていなければ、「申し訳ございません」とホテルの方がいわれるのは当然ですよね。それはホテルスタッフのコントロールできることですからね。
しかしある程度先読みすることができるとしても人の手でコントロールできない自然の海の変化に対して、現地サービスさんが、謝ったりするのは海に対して失礼とも思えてしまうのです。海の変化をゲストと共に受け入れて、大いなる自然である海は、人や生物が住める地球が存続していく上で、海況の変化は大切な営み。海が荒れたり、見たい生き物が現れなかったら、どうしてそうなるのか考えてみると、海の偉大さや人の暮らしが海に与える影響力について本質が見えてくるのではないかと思います。すべてのダイバーさんにもそのような気持ちでいてもらえたらなーと思ってしまうのです。あなたはどうお考えになりますか?
written by かとう だいすけ
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