体験ダイビングの影響力
加藤大典ブログ
先ほど、evis本店のお隣にある、イベント看板制作会社のウイングの社長さんと打合せがあり、雑談も交えお話していました。50歳のこの社長さんも魅力的な方で、僕もいろいろお世話になっております。(いつも気にかけていただきありがとうございます。)
で、雑談の中でダイビングの話もあったのですが、この社長さんも数年前に社員さんたちとロタで体験ダイビングをしたそうです。その時は、社員の半分くらいの人が体験ダイビングの途中でリタイヤしたそうです。
よく聞く話です。
海洋で行う体験ダイビングで、リタイヤする理由は、大きくは3つあると思います。
一つは、呼吸がうまくいかなくて苦しくって。。
二つは、怖くなって。。
三つは、耳抜きの方法がうまくいかなくて。。
三つとも、一番にいえることは、メンタル的な部分が大きいのです。
結論から言うと、ダイビングは力を抜いてリラックスした状態で本来は行うものなんですね。
3つの状況について簡単に説明しますね。
①呼吸は、メンタル面と密接に関係しています。例えば、興奮すれば、呼吸は荒くなりますよね。
スキューバダイビングの呼吸は、普段の鼻呼吸と違い、口呼吸になるので、ダイビングに慣れていない人は、呼吸がうまくいかなくて苦しくなります。(ちょっと難しい言い方ですが)肺の中の二酸化炭素をうまく排出できないのが理由です。始める前に鼻を摘まんで、口呼吸で深呼吸などして心の準備をオススメします。
②怖くなってというのは、まさに精神的なものですね。それはそうだと思います。体験ダイビングは、ダイビングのメカニズムを分からずに潜るわけなので、そういう気持ちになってもおかしくないと思います。
③耳抜きは、正しいやり方(コツ)を覚えることと、やはり力を抜くことが大切です。力を抜く為には、メンタル的に落着いていないと出来ません。
evisでも扱っていますが、オトヴェントという医療器具(2.100円)があります。もともとは別の用途ですが、耳抜きのトレーニングに最適です。evisではダイビングドクターの作成した使用方法を伝授しています。
担当インストラクターの安心感も大事!
担当のインストラクターが、水中の体験ダイバーの状態を把握し、問題点に対して、きちんと対応できることで、参加される方にも安心感が生まれ、メンタル的に安定することで、成功率が高くなることもいえます。
開催ショップのスタイルも大事!
有名リゾート地で、大人数で体験ダイビングを行うようなコースだと、一人一人のペースにあわせられなくて、リタイヤを余儀なくされてしまうこともありますね。
確かに一か八かの海洋の体験ダイビングで楽しめてしまう人たちもいます。本人がダイビングに抵抗がなかった人かもしれませんし、担当のインストラクターやショップでのコース内容が優れていたおかげかもしれません。
とにかく好条件がそろえばそろうほど成功率は高くなります。
体験ダイビングを楽しんで欲しい!
プロの僕らからすると、体験ダイビングって、ダイバーじゃない人に、ダイビングってこんなものだよと知ってもらうチャンスだと思っています。
ですから、体験ダイビングしてもらうなら、成功して、体験ダイビング楽しかったという思い出にして欲しんですね。
そして、やる気になった人には、ぜひダイバーになってもらえたらうれしいんです。それは商売的に? もちろんそれもありますが(笑) 純粋に海の世界を知って欲しいという気持ちが一番です。そんな気持ちでダイビングインストラクターしている人の方が多いと思うのですよね。
お客さんがダイビングを始めて上達するに従って、自然保護も含め、価値観が変わり、より素敵な人になっていく姿をいつもみています。
ダイビングショップは体験ダイビングにも本気で取り組もう!
世界中のダイビングショップにいいたいことは、体験ダイビングでドロップアウトしないような方法で体験ダイビングコースを開催して欲しいと願っています。
世の中のインストラクターやショップさんの体験ダイビングに対する考え方は二つあるんじゃないかなーと思います。
①体験ダイビングできないのは、その人の力量だから、出来ない人は、リタイヤすればいいと考えるタイプ。言い換えると体験ダイバーのペースにあわせないインストラクターやショップ。
②体験ダイバーの力量にあわせて、内容やペースをアレンジしたり、ちゃんとできるようにアドバイスできるインストラクターやショップ。
もちろん②の体験ダイバーのペースにあわせられる体験ダイビングコースを開催したいですし、そういったコースに参加してほしいですね。
evisも体験ダイビングにきちんと取り組んでいます。
evisで行う体験ダイビングは2コースあります。
一つはダイビングプールで行う体験ダイビングで、二つ目は海洋へいく体験ダイビングツアーです。
自社プール(水深1.2mと5mの二段階)で行う体験ダイビングは、温水で水中はBGMが流れる明るいプールなので、みなさん楽しんで帰られています。
ただし、なかには体調不良気味だったり耳抜きのコツがつかめなくて、水深5mにいけなかった人もいますよ。しかし浅場で楽しんで帰られています。ちなみに耳抜きは、基本は誰でもコツさえつかめば出来ることです。ぜひコツがつかめるまで参加してほしいですね。
海洋の体験ダイビングも行っています。その人のペースで行っているので、成功率は高いですが、プールと比べてしまうと、いきなり海だとどんなにアレンジしてもリタイヤされてしまうこともあります。こんな方も、プール体験から始めたら、成功率は高くなります。
そんなわけで、体験ダイビングお申込みのときに、しっかり打ち合わせて、参加してもらうようにしています。
体験ダイビングをお申込みの方の中には、うまくいったらダイビング免許取得して、生涯スポーツとしてダイビングを楽しみたいと考えている人もいます。
そんな方には、ひとつひとつレクチャーしていく、ライセンス取得コースにいきなりおススメすることもあります。
水慣れしていない人やダイビングのメカニズムをきちんと理解した上で始めたい人にはそのほうが安心だったり、てっとり早かったりするんですね。
またリゾートで体験ダイビングをするために、evisプールで慣れる目的でプール体験コースに参加する方も結構いますよ。いきなり海よりは、成功率が高くなるのでこれもアリですね。
ダイビングのことでお悩みの方などお気軽にご相談くださいね。
お問い合せはコチラ オーナー加藤宛にどうぞ。
written by かとう だいすけ
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